共通テスト化学の知識は、
教科書が土台になる。
共通テストの化学で必要になる知識は、高校の教科書で扱う学習内容が土台だ。見慣れない実験や資料が出てきても、そこで問われる知識や考え方は、教科書で学ぶ内容と結びついている。
特別な参考書を何冊も増やす前に、まず教科書の内容を理解して、覚える。
共通テストは、教科書の知識をどう使うかまで問う。だから「教科書を読むだけ」で終わらず、演習で使い方も身につけよう。
教科書は、基本事項を理解できるように作られている。用語や反応式を丸暗記するだけではなく、「なぜそうなるのか」「どんな条件で成り立つのか」まで確認したい。
インプットは3つの段階に分ける。
最初から完璧に覚えようとすると、なかなか先へ進めない。まず理解し、そのあと少しずつ覚え、最後に思い出せるか確認する。
理解する
教科書を読み、用語・法則・反応・計算の意味をつかむ。わからないところは図や前の単元に戻って確認する。この段階では、細かい暗記に時間をかけすぎない。
理解しながら、少しずつ覚える
教科書を読み返しながら、重要な用語や反応、公式などを覚えていく。理解と暗記を行き来する段階。ここまでを単元ごとに進める。
時間を決めて覚える
①②が終わった単元について、覚える範囲と制限時間を先に決める。時間内にどれだけ思い出せるかに挑戦し、終わったら対応する問題演習に移る。
「今日は教科書の第1部『物質の状態』の第3章『気体の性質』を覚える。理解が終わったら、10分で覚えよう。」
大事なのは、何となく教科書を眺め続けるのではなく、単元ごとに「今日はここを覚える」「何分で取り組む」と決めること。最初は10分で完璧に覚えられなくても大丈夫。時間を決めるのは、覚えるスピードを上げ、自分の理解度を確かめるためだ。
完璧に覚えきるまで、
問題演習を待たなくていい。
時間を決めて暗記したら、まだ覚えきれていない部分があっても、その範囲に対応する問題を解き始めよう。問題を解くことで、教科書を読んでいるだけでは気づきにくいことが見えてくる。
- まず、決めた範囲を時間内で覚える。
覚えきれなかった部分があっても、いったん区切りをつける。 - その範囲に対応する問題を解く。
センサー化学や重要問題集など、学校や志望校に合った教材を使う。 - 間違えた問題を使って、覚える内容を見直す。
何を知らなかったのか、どの知識を使えば解けたのかを確認する。 - 教科書に戻り、必要な知識を覚え直す。
そのあと、時間を空けて同じ問題をもう一度解いてみる。
問題を解くとわかること
- 問題でよく使われる知識
- 自分が覚えきれていない部分
- 理解があいまいな法則や反応
優先順位も見えてくる
- 丁寧に覚えるべき重要事項
- 問題で問われる知識の使い方
- 今は細部まで覚える優先度が低い部分
「覚えなくてもよい」と決めつけるのではなく、問題演習を通して優先順位を学ぶ。基本事項は押さえたうえで、細かな知識にかける時間を調整しよう。
学校の授業を待たず、先取りする。
授業の進度だけに合わせていると、問題演習や過去問に使える時間が足りなくなることがある。教科書を使って自分でも先へ進めておこう。
教科書で先取り学習
単元ごとに「理解→少しずつ暗記→時間を決めた暗記→対応する問題演習」の流れを回す。特に有機化学の高分子は覚える内容が多いので、早めに取り組んで繰り返す。
問題集+共通テスト形式
センサーや重要問題集を進めながら、模試対策として共通テストの過去問や試作問題にも触れる。時間配分や出題形式を知り、弱点を見つける。
共通テストの過去問・実戦演習へ
目安として、センサーや重要問題集の必要な範囲を終え、共通テスト形式の演習を中心にする。解いた後は間違いを分析し、必要なら教科書に戻って知識を補う。
共通テストの化学は、知識を覚えるだけでなく、問題文・実験・グラフを読み取って使う力も必要。演習と復習を積み重ねて安定して点を取れるようになれば、受験全体で大きな強みになる。
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教科書で学び、問題で確かめる。
化学の勉強は、教科書を理解して覚えることと、問題を解いて知識を使うことの繰り返し。単元ごとに計画を立て、時間を決めて暗記し、問題演習から自分に必要な復習を見つけていこう。
※このページは学習方法の一例です。学習時期や問題集の範囲は、現在の理解度・志望校・学校の方針に合わせて調整してください。